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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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![]() 「夏のお菓子の会」に参加してきました。 いつもは、三浦先生からホームメイドのお菓子の良さを教えていただいているのですが、 夏休みには、毎年「プロの味を楽しむ」という趣旨で、 いろんな名店の味を堪能させていただいています。 今年は、東京から「Patisserie La Vieille France」の木村成克シェフをお招きしての会。 かつて福岡で「パティスリー・フレ」のシェフをされていた方です。 主催の三浦先生は、木村シェフとは古くからのお知り合いなので、 もう何度もお招きされていますが、今年は3年ぶり、そして私は3回目でした。 まず最初のプレートは、トップの写真の 「ワイルドライスと若鶏のキッシュ、塩味のパイとひとくちブリオッシュ、サラダを添えて」。 写真では、キッシュの中味が見えませんが、 ワイルドライスは黒米のような感じですが、実はマコモダケの種だそうで、 これをゆでたものが入っていて、プチプチとした食感で、ものすごく気に入りました! ワイルドライスはサラダにしてもよさそうな感じで、注目の食材になりました。 塩味のパイも、アンチョビ風味で、おいしい!(日経新聞でランキングベスト1になったとか・・・) ![]() お口直しの桃のシャーベット シェフは、アイスクリーム専門店もお持ちで、 アイスクリームにも並々ならぬ情熱を 語っておられました。 そのキメのなめらかなことといったら! シルクのような口溶けでした! きょうのメインは、この「オペラ」。 昔ながらの伝統をきちんと受け継ぐ木村シェフのお気に入りの逸品。 お店でも、これは、かならずシェフが手がけることにしているとか・・。 美しい層が重ねられ、角がシャープで、ほれぼれ~。 久しぶりに、正統派オペラを堪能いたしました。 ![]() おいしいメロンの角切りをマリネしてスープ仕立てにしたところに、2色のアイスとシャーベット。 すばらしいコラボで、夏にはぴったりの冷菓。 ![]() さらに、「プティマドレーヌとディアマン(クッキー)」 ![]() 「こんなに入らない・・」とか言いながら、結局すべて完食いたしました! ![]() シェフのお話をうかがいながら、 その場でそのお菓子をいただけるなんて、 ほんとゼイタクな時間でした。 気軽にいろんなお話をしてくださって、 お菓子に対する愛情、信念などを たっぷりと感じることができました。 去年は、東京のお店にも行ってみたのですが、 こんな機会は東京にいてもなかなかないでしょうね。 ![]() 王道のタルトですが、ほんとうに何度いただいても、 「おいし~」とため息がでるほど。 タルト好きの私の永遠のお手本です。 木村シェフ、三浦先生、楽しい時間をありがとうございました。 ▲
by sugar-and-butter
| 2017-07-20 21:47
| お菓子
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![]() 先般ご紹介していた、「金の小槌1周年記念ガーデンマルシェ」が13日に無事終了しました。 上の写真は、出品したお菓子「バラのメレンゲ」を作っているところです。 いちばん心配していたお天気ですが、前日は警報・注意報が出るほどの大雨! 翌日は晴れるという予報でしたが、いったい何時頃雨が上がるのか、ヤキモキ・・・?? 当日の朝、起きてみると、すっかり雨もやみ、晴れていく空をみてホッとしました。 10時スタートに備え、8時から会場設営。 前日の大雨の中、テントを張ってくれていたし、 足元は砂利でしたので、雨の影響はほとんどなし。 お店のブースは4軒ほどでしたので、それぞれで準備して、こんな感じになりました。 真ん中の黄色いばんじゅうあたりが、私のブースです。 ![]() ![]() バラのメレンゲ、バラのフィナンシェ、オートミールクッキー、アマレッティ、 だっこクマビスケット、アーモンドラスク、サブレ・フロランタンの7種の焼菓子です。 ![]() 前2日に他の予定が入っていたので、日持ちのする焼菓子ばかりを少し早めに仕込みをして、 それほど大量には作っていなかったので、あまり直前に焦らなくてすみました。 ![]() 以前次女に作ってもらっていたシールが なくなってしまい、 一部に、10年位前に自作したシールを貼ったら(↑バラのフィナンシェ)、 次女から「ダサい!」とブーイングが来たので、 あわてて、次女にシールのデータを 作って送ってもらい、 急いで印刷して、なんとか間に合いました。(⇒) そして今回物置からでてきて日の目を見たのは、 <SUGAR&BUTTER>のロゴマークが印刷されたベニヤ板!(↓) かれこれ10年前、次女が美大の学生のとき、 演習で作ってくれたものなんですが、なかなか使うときもなく眠っていました。 今回、これにお菓子教室の案内とお菓子の料金表を貼って使ってみました。 ![]() さて、心配していたお客さんですが、10時前にチラホラ人影が・・・。 駐車場はありません、と告知していたので、みなさん徒歩できていただき、ありがたい・・・。 5分ぐらい前から急にお客さんが増えて、スタート直前には、こんな感じでした。 ![]() 「まだですか~?」という声を制しながら、 スマホの時計とにらめっこしていた3分ほどの長く感じたこと!! 10時きっかりに「ハイ、オープンです!」となってから、 卵に並ぶ人、ガレージセールの品を選ぶ人、野菜やお菓子を買ってくださる人で、ごったがえし。 最初の1時間ぐらいがあっという間に過ぎました。 ![]() 今は大阪でパン屋さんを開いているNさんが、大阪から送ってきてくれたもの。 ちょっと季節外れだけど、日持ちがするのでシュトーレンにしたそうです。 ヨガ仲間の手仕事の達人Sさんも参加してくださり、 ていねいな仕事のコースターやバッグなどを持ってきてくださいました。 昔「金の小槌」で働いていたIさんも、焼菓子を出品。 きれいにラッピングされていました。 他にも、手作りブローチやピアス、小物・雑貨のブースがあり、 また、私は不用品をガレージセールに出しました。 八百屋さんもすごい量の各種野菜を格安に販売。 「金の小槌」からは、卵、焼菓子や、アーモンドパウダーやバターなどの製菓材料なども販売。 でも、手が回らなくて、肝心のサービス券の配布を忘れていたり、 製菓道具もずいぶんあとになって、先生が倉庫から出してきていました。(笑) 来場してくださったのに、最初のうち、サービス券差し上げてない方、申し訳ない・・・。 (うちにたくさん預かっているので、取りに来てください) でも、私の知人やお菓子教室の生徒さん達もたくさん来てくださり、 ほんとうにありがとうございました。 かつての生徒さんで久しぶりに顔を見せてくださった方も何人もいて、 こんなところで再会ができて、ほんとうにうれしかったです。 なかには、ブログの読者です、というかたもいらしてビックリ。 こういうイベントの醍醐味でもあるのでしょうね。 おかげさまで私のお菓子は1時間半ほどで、見事完売!! 遅くいらした方には申し訳なかったけれど、 余ったらアチコチ配ろう、なんて思っていたので、よかったよかった。 不用品も、けっこう売れて、断捨離に一役買いました。 他の方も、なかなかの売上だったようです。 最初の怒涛の1時間が過ぎたあとは、客足は減ったとはいえ、 なんどか波のように断続的につづいて、あっという間に終了時刻の3時となりました。 ![]() 最後にスタッフ全員でいただきました。 しっかり冷えたレモンパイ、とってもおいしかったです。 不行き届きの点は多々あったとは思いますが、 天気もよく、たくさんの方に来ていただき、 でも困るほど人やクルマが殺到もしなかったし、 初めてのイベントとしては上出来だったのではないでしょうか。 3時に終了し、さっと片付け、みんないい笑顔で帰ることができました。 来ていただいた方々、ほんとうにありがとうございました。 ▲
by sugar-and-butter
| 2017-05-14 21:29
| イベント
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![]() ずいぶん前にも作ったことがあったのですが、それきりで、 生徒さんから「マシュマロ作ってみたい」というリクエストがあり、 試作してみました。 マシュマロという名前は、植物の「マーシュマロウ」(ウスベニタチアオイ)からきていて、 その昔、この植物の根からとった粘液で作っていたそうなんですが、 その後、ゼラチンと卵白から作られるようになりました。 最近では、フランス語の「ギモーブ」という名前のほうが、カッコよさげですね。(笑) また、卵白を使わず、フルーツピューレとゼラチンだけで作る方法もありますが、 私は大量に余っている卵白消費の目的もあるので、 卵白を使うレシピで作りました。 ![]() 砂糖・水あめ・水を120℃に熱したシロップを混ぜながら卵白を泡立てて、 イタリアンメレンゲを作り、そこにゼラチンを加えて、香料を加えるだけ。 それを絞り出して成型しますが、 コーンスターチを敷き詰めたところに、卵の先っちょで穴をあけておき、 そこに絞り出していきます。 マシュマロ作りは、この作業が好きです。 ![]() バニラ風味の白を作った後、 ブラックベリーピュレを入れたピンクも作ってみました。 こちらは、バットに平らに流し、ハート型で抜いてみました。 ![]() ![]() 「あ、マシュマロだ!」という味です。(笑) ![]() ベリー味もいい感じです。 いろんな味や形で作ると楽しそう。 ただゼラチンで固めているので、常温に置いておくと、 表面の粉が溶け始めてくるのがちょっと難点。 せっかくなら、ホワイトデイの前に作ればよかった・・・。 ▲
by sugar-and-butter
| 2017-04-09 23:59
| お菓子
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![]() これは、チョコレートの入った、キャラメル・ショコラ。 生クリームの消費期限が迫ってきていたので、 いつもは、こういう時、キャラメルクリームにして保存しているのですが、 今回は、バレンタインデーもあるし、とキャラメル・ショコラにしてみました。 生キャラメルは、牛乳から作る方法もあるようですが、 私は生クリームから作る方法なので、煮詰めるのも短時間で、 久しぶりだったのですが、なかなかカンタン。 グニャ~と、歯で噛み切れるくらいの柔らかさで、 ヴァローナのクーベルチュールを使ったので、 なかなかおいしい! ![]() 先日来よく作っているナッツタルトで余った、 パリのビオ・マルシェで買ってきたナッツを散らしてみた所、 こちらも、ナッツの風味が香ばしくておいしい~! ![]() ナッツのは、正方形にカットして、 それぞれに、グラシン紙で包みました。 出来上がりは、10センチ正方の大きさなんですが、 ひとつずつラッピングすると、25~30個にもなります。 ラッピングした感じがなかなか好きです。 ![]() それによって、微妙に固さが変わってきます。 なかなか気にいったので、 1月のレッスン・メニューに急遽入れることにしました。 (実は、予定のものが、イマイチうまくいかなかったせいもあるのですが・・・笑) グラシン紙をチマチマ切って、大量に準備しています。 バレンタインのプレゼントにもいいかも・・。 ![]() ▲
by sugar-and-butter
| 2017-01-18 16:59
| お菓子
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![]() ほっかほかの豚まんが蒸しあがりました!! 次女のお産は、予定日を過ぎても、なかなか生まれそうにない・・・。 生まれる前からイクメンぶりを発揮して、 お正月休みをのばして待ち構えているムコ殿と3人、時間は持て余すほどあるので、 リクエストにより、みんなで豚まんを作ることにしました。 むか~し、レッスンでも使っていたメニューなのですが、 考えてみると、もう10年くらい作ってなかったかも?? ちゃんとできるかなあ・・・。 ラードを買ってきて、薄力粉の多い生地をこね、 豚ひき肉と野菜を炒めて肉あん作り。 あんを包む時、ヒダのとりかたはすっかり忘れていたので、かなりいい加減。 まあ、なんとなく豚まんぽい感じでいいんじゃない? ![]() 発酵は、パンの時はオーブンを使いますが、 豚まんは、ばんじゅうにお湯を張った器を3個入れてフタをし、蒸気をじゅうぶん立てて、 床暖房の上において30分ほど。 ![]() さあ、蒸しますよ! ![]() 15分蒸して、セイロのフタを開ける瞬間のドキドキ!! わ~、ふくらんでる!! ![]() 熱々のおまんじゅうを割って、口にほおばると、 「おお!ちゃんと豚まんだ!!」 生地がものすごくキメ細かくて、ふわふわです。 そして、中の肉あんの味付けも、やや濃い目でちょうどよかった! 3人で「おいしいね!」を連発しながら、満足気にほおばりました。 ![]() あんまんも作りたかったのですが、あいにく白あんのストックしかありません。 そこで、次女の発案で、数日前に一緒に作った「柚子練り」を白あんに練り込み、 「柚子あんまん」にしてみました。 そしたら、これが予想外のヒット! こちらもすっごくおいしくて、3個しか作らなかったのが惜しいくらい。 結局、多すぎかなと思いつつ、15個も作ったのに、 お昼ごはん代わりに、3人で12個も食べてしまいました!! ![]() いただき物の、中国茶の「工芸茶」があったので、飲んでみました。 しかし、花が開くのを観賞するより、豚まんに集中(笑)。 いつもは、一人で作って、ちょっとだけ試食して、たくさん残ってどうしよう、 というパターンなのですが、 こんな風に、みんなで作って一気になくなる、って気持ちいいですね。 まあ、お産のほうは、神様にまかせて、待つしかないので、 それまでの時間、こんなふうに楽しむのがよさそうです。 *余談ですが、コンビニで買う豚まん、 九州地区(福岡だけ?)では、当然のごとく「酢醤油」の小袋がついてきますが、 それ以外の地域ではつかない、という違いがあるそうです。 子どもに言われて初めて知りました。 みなさんの地域ではいかがですか? ![]() ( イラスト:次女) ▲
by sugar-and-butter
| 2016-01-08 17:57
| お菓子
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![]() 子供からリクエストがあって、 「ピーカンナッツのキャラメルショコラ」を作りました。 これを作るようになった経緯は、以前書いたのですが、 1年前に作り始めたころより、だいぶんイイ感じになってきたような気がします。 いろんなレシピを参考にしたのですが、 イイトコどりながらも、自分なりの作り方ができあがってきました。 ![]() いままでは、よく割れたり、形がボロボロになるものが多かったのですが、 それがずいぶん良くなってきました。 キャラメリゼしたピーカンナッツにホワイトチョコをコーティングしていくときに、 冷やしながら、ていねいにやったのが功を奏しました。 子どもたちにもすごく好評のお菓子です。 ![]() ナッツを載せている木のお皿は、 先日行った「よっちゃん祭」で買った地元の工房「艸朴舎」さんのものです。 昨年もフラワーベースを買ったのですが、 ほかにもいくつかこちらの作品を持っています。 素朴な風合いが気に入っています。 ▲
by sugar-and-butter
| 2015-04-24 19:02
| お菓子
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![]() いろんなナッツを使った「あまからナッツ」。 ![]() 先日買ってきた、なかしましほさんの本、 『おやつですよ』を見ていて、 すぐに作れそうなレシピを探して、 さっそく作ってみました。 いろんなナッツを、メープルシロップで砂糖がけして、ちょっぴり塩を入れたもの。 アーモンドなどを、キャラメリゼすることはよくあるのですが、 ふつうは砂糖+水で作るところが、メープルシロップでできるなんて、知りませんでした。 やってみると、特に問題もなく、ものすごくカンタン! ![]() アーモンド、ヘーゼルナッツ、 クルミ、カシューナッツ、と 手元にいろんなナッツがあったので、ラッキー。 ![]() メープルシロップを銅鍋で熱して、 タイミングを見て、ナッツにからめ、 火を止めて混ぜていくと、白く結晶化します。 (お菓子用語では「しゃる」、といいます) あっけないほど、すぐにできました。 で、お味のほうですが、 メープルシロップのやわらかい風味と、 ほんの少しの塩味がナッツにからみ、 おつまみみたいで、ポイポイつまめます。 カンタンで、おいしい! でも、ほんとは、もっとおいしいんだろうなあ・・・、という感想。 というのも、どのナッツも手元に余っていたもので、 鮮度が落ちていて、ナッツ本来のおいしさが半減していました。 それと、事前にローストするのですが、それがちょっと焼き足りなかったかも・・・。 有名なお店の、ナッツを使ったおいしいお菓子を食べた時、 生地のおいしさもあるのですが、「ナッツが高級・新鮮でおいしい!」といつも思います。 うちでは、何かに使いたくて、いろんなナッツを買うのですが、 どうしても余るので、ストックしているうちに、どんどん鮮度が落ちてしまいます。 家庭のお菓子の宿命かな、とも思いますが、ちょっと残念・・・。 ![]() さて、先日習ってきた、なかしましほさんの「朝のパンケーキ」、 日曜日の朝、こちらもさっそく復習しました。 こちらは、全粒粉、ヨーグルトなど、新鮮材料を使いましたので、とってもおいしくできました! 泡立てるでもなく、ただグルグル混ぜただけなのに、フワッとできました! 以前、アレコレ試作してレッスンしたレシピより、こっちのほうがよさそう。 でも、ダンナさんに「おいしいでしょ?」とドヤ顔で聞いたら、 「う~ん。でも、まあ、パンケーキなんて、どれもこんなもんじゃないの」というお返事。 ちょっと「ムッ!」ときたけど、 私も、パンケーキは、「おうちで、ささっと作ってナンボのもん」って思ってるので、 「だよね~」と、答えました。 たまにしか作りませんが、これを定番にしておけばいいかな~・・・。 ![]() 作りたての「ミント入りいちごジャム」も、よく合いました! ▲
by sugar-and-butter
| 2015-04-13 18:55
| お菓子
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![]() 夏ごろから、何度も失敗していた、 ブラックベリーのパート・ド・フリュイ、なんとか完成しました!! 愛知に住む友人Mさんからいただいた、 ブラックベリーのピュレを使ったものですが、 最初はカチカチに固く、 何度目かは、グニャグニャに柔らかく・・、と試行錯誤をくりかえし、 HMペクチンを買い足して、たぶん6,7回は作ったと思います。 やっとのことで、めざす固さになりました! ![]() 固すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい歯ごたえ。 そして、自然なブラックベリーの風味が生きていて、甘いけどさわやかなおいしさ。 なんとか成功してよかった、よかった・・。 送ってもらった時点で、かなり濃い濃度のピュレでしたので、 水でどれくらい薄めたらいいのか、と そちらに気を取られていたのですが、 途中から、どうもそれはあまり問題ではなく、 温度が問題なのでは?と気が付きました。 パート・ド・フリュイは、109℃(レシピにより、104℃~110℃まで幅があった)まで熱する、 というところがミソなんですが、この温度の測り方がモンダイ。 現在うちのキッチンにある温度計はこの3種類。 ![]() 左から、棒温度計(カバー付き)、デジタル、放射温度計。 最初のうちは、最新の放射温度計を使っていました。 早いし、汚れないしね。 でも、これは、表面温度しか測れないのです。 いくら熱してもなかなか109℃まで上がらない・・・。 ヘンだな~、と思っているうちに、生地はカチカチになってしまいました。 最初のうちの何回かは、たぶんコレで、固い仕上がりになったのだと思われます。 それに気がついてから、デジタル、あるいは棒温度計を使ってやってみました。 デジタルは、先端を生地に入れてじっと持ってないといけないし、 持ち手が樹脂なので、高温に接すると溶けそうでコワイので、 かき混ぜる手のほうがおろそかになり、これもやりにくい・・・。 で、棒温度計にしてみると、長くて、金属のカバー付きなので、熱さにも振動にも耐えられるし、 なにより、アナログでジワジワ温度が上がっていく様子が目で見てわかるので、 109℃になるタイミングを予想できます。 結局、棒温度計を使ったことで成功したような感じです。 メニューによっては、最新の放射温度計の威力を発揮する場面もあるけど、 パート・ド・フリュイでは、棒温度計の勝ち! アナログ万歳!! ![]() そのコツがつかめてからは、 失敗せずに作れるようになり、 それがわかったら、「な~んだカンタン!」となりました。 いいお勉強になりました。 ![]() 調子に乗って、角切りだけでなく、 シーシェル型や花型、ハート型にも入れてみました。 ![]() シーシェル型、花形は、きれいに取れるけど、(⇒) グラニュー糖をまぶすと 形があまりみえなくなってしまい、 ひとくちで食べるには、形も大きいので、 パート・ド・フリュイには不向きかも。 ![]() せいぜいハート型くらいに しておいたほうがいいようです。 こんなに何度も試作が繰り返せたのも、 Mさんが大量にピュレを送ってくれたから。 成功したら、ぜひ完成品を食べてもらいたいと思っていたのですが、 近々会うことになり、完成品を試食してもらえそうです。 おいしく食べてもらえるかな?! ▲
by sugar-and-butter
| 2014-10-16 15:06
| お菓子
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![]() ![]() ショートブレッドを焼きました。 イギリス(スコットランド)の伝統菓子で、 ホロホロした厚いビスケットです。 「short」とは「サクサクした」という意味です。 (ショートケーキの語源もここから) 「すごくカンタン」なハズなんですが、 レッスン・メニューに取り上げようとして、 試作するたびになぜか失敗していました。 焼く前までは、うまくいくのに、 焼くとダラ~と溶けてしまい、 味はまあまあなんですが、 形がキレイにできないのです。 ![]() バターの割合の違うレシピを アレコレ試したり、 生地をきちんと冷やしたりしても うまくいかない・・・。 なんで~(泣)。 途中でメゲて、放り出し、 そのままになっていたのですが、 今回、また違うレシピでやってみたら、 なんとかうまくいったような・・。 アーモンドも入っているので、 サクサクして、おいしい! 次回は長方形にしてみよう。 (「ウォーカー」の箱入りみたいな・・) 8月は、お菓子教室はお休みなので、 いろんなレシピの試作をしています。 でも、初めて作ると、失敗ばかり。 ![]() 数年前に習ったままの、「ふわっち」という、 ふわふわ蒸しチーズケーキ。 それほど複雑な工程ではないのですが、 最後の蒸し焼きの加減がまだよくわからず、蒸し過ぎ~。 イメージとは程遠い仕上がりでした。 ![]() 「ぎゃらりぃ畦」の 酒粕クッキーが美味しかったので、 裏の原材料を見て、 適当に配合して作ってみたけど、 似て非なるものができました。 やっぱり一度でどうにかなるものではないですね。 どれも、食べられないほどの失敗ではないのですが、 人さまに差し上げるのも気が引けるし、 何度も試作していると、失敗作がたまってきて、 そのへんでメゲてやめてしまうので、なかなか完成までいきつきません。 根性なしです・・・。 ヒマに任せて、レシピや本の整理をしていると、 出てくる、出てくる・・・、膨大なレシピの数々・・。 「あ~、こんなの習ってたんだ!」「コレ、作ろうと思ってたのに・・・」と、いうものがいっぱい。 でも、時間ありすぎると、ダラ~として、なかなかできないんですよね~。 と言ってる間に、きっと夏休みも終わってしまうんでしょうねえ。 ひとつくらいモノにしたいものです。 ▲
by sugar-and-butter
| 2014-08-08 09:56
| お菓子
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![]() ブラックベリー・ピュレで作った、パート・ド・フリュイです。 写真マジックで、おいしそうな完成品に見せかけていますが、 実は失敗作! まあ、もちろん食べられるし、そこそこおいしいのですが、なんといっても固い!! 実は、愛知に住むお菓子仲間の友人Mさん宅では、ブラックベリーが大豊作! フェンスにはりめぐらせたブラックベリーが、毎日毎日熟して、 Mさんは数日おきに収穫し、そのたびキロ単位で大鍋でピュレにする日々。 周辺の方々に配っても、配りきれず、とうとう遠く福岡の私にまで、おすそわけいただきました。 ![]() 大きなビンにびっしり2本。 たぶん1本に800g以上は入っていると思います。 この何倍もできているということなので、どんだけ~!!(笑) でも、実がなってくると収穫せずにいられない、という気持ち、よ~くわかります。 それに、ブラックベリーって、そのままでは、なかなか食べにくいから、 加工が必要になりますよね。 Mさんは、ていねいにこし器にかけ、さらに煮詰めて、という作業を繰り返しているそうです。 ごくろうさまです。 で、そんな手間をかけたピュレをありがたく頂戴して、 私は、「パート・ド・フリュイが作れる!」と喜びました。 パート・ド・フリュイは、フルーツピュレが必要ですが、 市販のピュレは大量の冷凍品で、しかもそこそこ高いので、 買う機会が限られ、なかなかパート・ド・フリュイを作る機会がなかったからです。 ところが、今回送られてきたピュレはかなり煮詰められていて、 どちらかというか、ジャムに近いくらいの固さ。 ヨーグルトにかけたりするには、もってこいなのですが、 糖度も、30%位で市販品の10%より高いし、ということで、 適当に水でうすめて、作ってみました。 銅鍋で砂糖とイエローペクチンを入れて、110度くらいまで煮詰めて、 クエン酸(orレモン汁)を入れると固まります。 しかし、この110度までがなかなか温度があがらない・・・・。 どうも、ここが失敗のポイントだったかも?? ![]() そもそもパート・ド・フリュイは私と相性が悪く、 今までもよく失敗しているので、 悪い予感はあったのですが、 流し箱に流す時点で、すでに固いな、とわかり、 冷えてから切り分けようとしたら、 流し箱に強力に張り付いて、びくともしません。(泣) 刃物が折れるのではないかとおもうほどの力仕事で、 なんとか無理やりひきはがし、 とりあえず、形にはなりました。 汗びっしょり!(笑) ![]() そこで、すぐにリベンジで、 今度はピュレを2倍にうすめて、 別のレシピで作ってみました。 今度は、はがしやすいように、 セルクルにベーキングシートを敷き、 半分はハートのシリコン型にも入れてみました。 でも、やっぱり固かった!(泣) パート・ド・フリュイは、使うフルーツの酸度やペクチン含有量によって、 固まり方が変わる、という話はきいているのですが、 そのせいなのかな~?? やっぱり私の火の入れ方が悪いのかな~?? 果物は完熟してくるとペクチンが増えるらしいし。 (←Mさんは、一緒に製菓学校に通った仲間で、「製菓学校でそう習ったよ」と言われたけど、 私はまったく覚えてませんでした・・・トホホ) ![]() 味の方は、ブラックベリーの風味があって、 自然の味だし、なかなか噛みごたえがあって、ソレナリには食べられます。 「アゴをきたえるお菓子です」といえば、売れるかもしれません(笑)。 甘いもの好きなダンナは、「おいしいよ」とパクパク食べてくれ、助かります。(笑) でも、市販のピュレを使えば、いつも決まった味が作れるけれど、 自分で収穫したフルーツを使うときは、ケーキでもジャムなどでも、 熟れ具合や水分量、皮の固さなど、その都度フルーツと向き合わないと いけないんだ、というのを実感しました。 先日の木村シェフも、アイスクリームやお菓子に使うフルーツを産地に行って選ぶ、などという お話をされていましたが、そういう目をもち、そのフルーツにあう作り方を 何度も試作してこその、おいしいお菓子なんですね。 ということで、まだまだ私の修行は続きます。 ひとくち噛んでサクッとちょうどいい柔らかさで、ブラックベリーの風味が豊かに香る パート・ド・フリュイは完成するでしょうか??? ▲
by sugar-and-butter
| 2014-08-02 10:00
| お菓子
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