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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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添えられていた栞によると、 創業130年という老舗和菓子店「空也」は、現在4代目で、 初代が関東空也衆の一人だったことから屋号となり、 空也が瓢箪を打ち鳴らしていたことにちなみ、瓢箪の形のもなかをつくったとのことです。 夏目漱石の「吾輩は猫である」の中にも「空也餅」が出てきたり、 昭和の文豪、梨園の方々のご贔屓で今にいたりますが、 「安くて美味しく、体に優しい安全な和菓子をできる範囲でつくり、 その日のうちに売り切るのが空也スタイル」として、 発送もせず、今では予約なしでは買えない「幻のお菓子」だそうです。 実は、これは東京に住む次女から送られてきたのでした。 最近、銀座のど真ん中に職場が変わったので、歩いて行ける範囲で、 予約も受け取りもできたそうです。 こんな、なかなか手に入らないものをわざわざ送ってきてくれたのは、 キコちゃんの着なくなった洋服類を、みんな我が家に送ってきていて、 どうもその保管料ということらしいです。(笑) こういう保管料なら、どんどん預かりますよ~。(笑) 手のひらにすっぽり収まるくらいの小ぶりでかわいいもなかです。 「空也」の「也」の字が、虫の顔みたいに見えて、それがまたカワイイ。 最初はこうではなかったのですが、初代が友人だった九代目團十郎を訪問したときに、 ありあわせの最中を火鉢で焦がしてすすめられ、それがおいしかったので、 それをヒントに、焦がし皮にしたら好評を得たということです。 そしてあんこは、こしあんと思いきや、粒あんというか、つぶしあんという感じで、 ほどよく粒の食感が残り、粒あん派のワタシの好みです。 甘さも控えめで、なによりあとくちがよく、形が小さいこともあり、もうひとつ・・、と手がのびます。 10個も入ってる、と思ったけれど、すぐになくなってしまいそう。 「銀座」の老舗のお菓子、っていうだけで、地方に住むものにとっては、 「ハハ~っ」ってありがたい気がします。 しかも、東京に住んでいても、なかなか手に入らないらしいから、なおさら。 こちらは、去年東京に行ったとき訪れたお店の銘菓で、ヘーゼルナッツクッキーが絶品! (こちらは銀座のデパ地下で売っているらしい) Mちゃん、東京の味をありがとう!! 私の好きなお菓子研究家福田里香さんの本で「民芸お菓子」という本。 帯には「旅に出たくなる88の銘菓・これは食べる民芸です」とあります。 「民芸」=「民藝運動」とは、人々の暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品に「用の美」を 見出す運動で、大正時代、柳宗悦が創始者となった民衆的工芸をさす言葉です。 私も、近年この民芸に興味が出てきて、旅先でも器や手仕事など、 民芸関連のものを目当てに行くことが多くなりました。 ご実家が福岡の窯元で小さい頃から民芸に触れ、民芸が大好きな福田里香さんが、 お菓子研究家としての視点で、お菓子の中に民芸をみつける、という、 これはまさに福田さんしか作れない本だと思います。 民藝運動に関係した人々(たとえば、棟方志功、芹沢銈介、柚木沙弥郎・・)が関係した、 お菓子や包装紙のデザイン、プロデュース、命名・・、だったり、 彼らが好んだ伝統菓子だったり、 今あるお菓子のデザインに、民芸との類似点をみつけたり・・・。 この愛知の青柳ういろうのパッケージデザインが、柳宗理のものだったり、 他にも、知られざる傑作が、全国各地の銘菓の包み紙だったりしています。 地元福岡からはこの2点。 ちょこんと顔を出しています。 *元祖鶏卵素麺松屋の「和三盆うたげ銘菓詰め合わせ」・・博多曲げ物を模した経木の箱に入っています。 でも実は、恥ずかしながら私は、2つともちゃんと食べたことがないんです。 地元だとお土産に買うこともないですからねえ。 「うその餅」は、太宰府でいつも試食だけはしてるので、味は知っているんですが・・・。(笑) 今度行ったら、買ってこよう・・。 こんなふうに、全国の銘菓の歴史的由来や、それと民芸との関係、などが福田さんの視点で 解説してあるので、「お菓子・民芸・福田里香」と私の好きなものが三拍子揃っているので、 私は、すごく興味深く読みました。 そして、この中のお菓子を買うために旅行に行きたい、と思ってしまうのでした。 帯の「旅に出たくなる本」というのは、ほんとうです! こういうマニアックな興味のある方はぜひ読んでみてください。
by sugar-and-butter
| 2019-07-29 18:36
| お菓子
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Comments(2)
Commented
at 2019-08-02 00:29
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
sugar-and-butter at 2019-08-02 08:47
鍵コメントのかたへ
そうでしたか。 「幻のお菓子」らしいですね。 でも、今はちょっと流行ると、全国どこからでもお取り寄せできるものも、多いけれど、逆にこういうのも特別感があっていいのかも・・、とも思ったりもします。 私も、今後食べることあるかしら・・?
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