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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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献茶とは、神様にお茶を捧げる儀式のことで、 この時には、大勢の茶人が献茶式を拝見したり、同時にあるお茶会に参加します。 こういう大勢のお客が来るお茶会のことを「大寄せ」(おおよせ)の茶会というのですが、 私は、この日がこの大寄せの茶会デビュー!! お茶の先生にお誘いを受け、いつか行ってみたかったので、うれしい!! でも、行くと決めてから、「何着ていく?」と悩む。 お茶会って、けっこう格式高く、着物は色無地とか一つ紋・・、とか言われています・・。 でも、先生が、大寄せなので、ある程度のことで大丈夫、と言われたので、 小紋のなかではちょっと格上の、江戸小紋(鮫小紋・紋なし)と名古屋帯にしました。 お茶席なので、地味めで・・。 いつもながら、時間が決まっている時の着付けって、ほんと緊張します。 前日にも練習していたけど、このスリルとサスペンス(笑)は、 キモノを着るようになってからの体験です。 でも、たまにはこういう緊張も必要かも(笑)。 先生と、私を含めお弟子さん4人だったのですが、 私は何もわからないので、先生にくっついて行くのみ。 話題の映画「日日是好日」を見た方は、樹木希林扮する先生と黒木華たちが、 大寄せの茶会に参加する場面を思い出されると思いますが、あんな感じです。 もちろん、ほとんど全員が着物姿で、それを見るだけでも興味津々。 献茶式は11時で、受付は2時までなのですが、濃茶席と薄茶席の2席が用意されているので、 各自、時間調整しながらそれらの茶席を回ります。 一回に40人くらい入るので、それを上回ると、次の席まで待たないといけません。 私達は、友人が先に着いていたので、濃茶席の最初の回に入れました。 掛け軸からお花、お茶碗、釜、茶杓、お菓子・・にいたるまで、 その作者や箱書きなどが書かれたものです。 これを見て「ああ・・」とわかるには、私には50年早い・・・。 そして、時間になり、40人ほどが、寄付(よりつき)という控えの間に入りました。 が、このときの騒ぎといったら・・・。 まず、草履を脱いで、それをビニール袋に入れ、 道行き(コート)やショール、バッグなどを風呂敷に包み(風呂敷忘れなくてよかった!)、 それを入り口の棚に並べるのですが、なんせ40人が一度にあがるので、 着物姿のオバサンたちが押し合いへしあい・・・。(笑) 映画「日日是好日」では、このあと、 正客(しょうきゃく)を決めるのに遠慮し合うというスッタモンダが描かれていて、 それを内心期待していたのですが(笑)、 この日は、すでに決められていて、スンナリ席入りしました。 大広間を取り囲むように40人ほどが座り、お手前が始まりました。 私達は、一番最後だったので、お点前を後ろから見る形で、 正客とのお話も、あまり良く聞こえなくてちょっと残念。 (茶席では、亭主とお道具などについてお話するのは正客だけなのです) 濃茶というのは、すごく濃いドロッとしたお茶を数人で回し飲みするのですが、 人数が多いので、次客以降は、点出しといって、外で点てたお茶を運んできていただきます。 たまたま私の前に、そのお茶が運ばれてきてしまい、 私はまだ濃茶のお点前はちゃんと習ったことなくてあわてましたが、 隣が先生だったので、小さな声でご指導いただき、なんとかいただけました。 その前にいただいたお菓子は、太宰府の藤丸さんの浮島「十里松」で、 筥崎の松林と海をあらわしていて、すごくしっとりしておいしかった!! その後のお濃茶がいっそうおいしく味わえました。 このお点前が終わると、みんなぞろぞろと掛け軸とかお花とか、お茶碗とかを拝見します。 私はまだ、流れを追うだけで、それをじっくり味わう余裕はありませんでしたが・・・。 そのあとは、別棟の「薄茶席」へ向かい、並びました。 こちらは、立礼席(りゅうれいせき)で、テーブルとイスだったので、 かなり楽でしたし、流れもスムーズ。 こちらでは、お干菓子をいただきましたが、点出し(たてだし)のお茶碗も、 それぞれいい器だったのですが、先生に言われて「へえ~」と気がつく始末。(笑) 正客のお茶碗は黒の楽茶碗でした! ここの掛け軸は「柳緑花紅」(やなぎはみどり、はなはくれない)でした。 実は、「日日是好日」を書いた森下典子さんの続編「好日日記」に、 この掛軸の話が出ていて、ただこの季節の様子を表しているのかと思いきや、 「柳は緑に茂ればいい、花は赤く咲けばいい」ということで、 「自分は自分らしくいけばいい」と言う意味なんだそう・・。 ううむ、奥が深い・・、と思ったので覚えていたのでした。 「日日是好日」から十数年経って年数を重ねた分、 もっとお茶にも人生にも厚みが加わって、とてもいい読後感です。 そして、ご本人の挿絵がものすごくお上手で、和菓子やお茶碗など、 お茶を知っている方ならではの描き方で、それを見るだけでも楽しい本です。 イス席では見えにくそうでしたので、立って見学です。 (写真は終了後のものです。さすがに、この日はどこも会の写真はご法度です。) 本日のお献茶は、表千家前宗匠 千宗旦さん。 神官の方々がうやうやしく玉串を捧げたりして、それからお献茶が始まりました。 普通のお点前とは、ふくさの色(金?)とか、貴人台とか、いろいろ違うようでしたが、 中でも、神様に捧げるため、マスクのようなものをかけて、 息がかからないようにお点前するのが目を引きました。 濃茶に続き、薄茶の献茶もあったのですが、 この日はすごく寒くて、野外なのにコートも脱いでいたので、 立って見学はなかなか長く感じられ、厳しかったです。 でも、遠目でしたが、前宗匠のお点前が見られて貴重な体験でした。 お茶席のご飯です。 凍えた身体を暖かいお茶とお弁当で暖めました。 こうして、スムーズに回れたので、お昼にはすべてが終了しました。 私の大寄せお茶会デビュー、 わからないことばかりでしたが、先生の隣にくっついていたし、 お仲間と一緒でしたので、とても楽しく終わりました。 こういうのは、なにより体験が第一。 こういう流れ、雰囲気なんだ~、とちょっとはわかりました。 今回は流れを追うのにせいいっぱいでしたので、 次は、もうちょっとお点前やお道具などの中身を吟味できるようになればいいなと思います。 でも、楽しかった~!! 自分の記録として、長々書きましたが、 まだ不案内なので、内容的に間違っていたらゴメンナサイ・・。
by sugar-and-butter
| 2019-04-12 14:34
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