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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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やっと着物をまとい、帯もお太鼓や二重太鼓がなんとか結べるようになってきました。 今まで、名古屋帯とか袋帯、という種類もよくわかっていないくらいでしたので、 やっと着物の世界の常識の初歩の初歩がわかってきたくらいですが、 それでもずいぶん世界が広がりました。 テレビで着物を着た人が出てくると、そこに興味がいくようになりました。 たとえば、石川さゆりって、いつも帯締めを斜めに締めてたんだ~、とか・・・。(笑) 手持ちの着物・帯は、母から譲ってもらったものとか、 友人にいただいたものとかがほとんどです。 着物はサイズを選ばない、と思っていましたが、そんなことはなく、 母のものとか、昔の着物や帯は小さいものがほとんどで、身幅や丈が足りないものばかり。 それで、「また古着屋さんに行って、よさそうな着物買いに行こうかな~」などと思っていたら、 母から「あなたの着物が新品のまま2着も出てきた!」と連絡があり、 さっそく実家に行ってみました。 それがトップの写真。 実家の、母のベッドを動かさないと扉が開けられないところにおいてあった、 「あかずの和ダンス」を開けてみたら出てきたそうです!(笑) 母が和裁に励んでいた35年~40年位前に、私のために縫ってくれていたらしいのですが、 しつけ糸がついたまま、一度も日の目を見ずに、 まさに「タンスの肥やし」になっていたんですって!! さっそく着付け教室で先生に見ていただいたら、「銘仙ではないか」とのこと。 調べてみたら、「銘仙」というのは、平織の絹織物で、 本来は廃棄される屑糸を使った先染の着物として生まれたものが、 大正期に銘仙と袴姿が女学校のテッパンスタイルになって、 花柄などのハイカラで大胆なデザインが大流行したそうです。 秩父、足利、伊勢崎、桐生、八王子などが主産地でしたが、 しだいにウールの着物などに取って代わり、 戦後はすっかり廃れ、今はほとんど生産されていないらしい。 大正ロマンの小説や、朝ドラ「花子とアン」でも銘仙の着物がたくさん出てきて、 着物ファンの間ではかなり話題になっていたそうです。 レトロモダンな斬新なデザインのものも多く、今やアンティーク着物ファンの間では かなりの人気のものらしい・・・。 でも、この着物が40年前のものとしても、昭和50年代なので、 そのころ銘仙の反物があったのか?というギモンも残るのですが、(母も記憶が定かでない) 絣のようなかすれた柄とか、シャリシャリした光沢のある質感、とか特徴は銘仙らしいし、 先生も一見して「銘仙ですね」と言われたので、そうなのかな~? まあ、材質がなんであってもいいのですが、 母が私に合わせて縫ってくれたということで、さっそく着てみました。 20歳ごろのスリムだった私の体型に合わせてあるので、 今のぜい肉のついた身体には、 身幅はちょっと足りない感じもするけれど(笑)、 丈などはちょうどよく、 いつも小さいものばかりだったので、しっくりきます。 レトロモダンな色柄も、着てみるとなかなかいい感じ・・。 わ~、よかったね~、と母も喜んで見ていたら、 「アレ?!虫食いがある!!」 1~2ミリの穴が腰のあたりにブツブツと2,3ヶ所開いていました!! 「え~!残念!」 一度も袖を通すことなく新品だったのですが、 虫干しもしないで40年近くしまったままでしたからね~。 でも、母が糸で上からかがってみたら、黒地のところだったので、ほとんどわからなくなりました。 先生も、これなら大丈夫、と言ってくださったので、なんとか着られそうで、ホッとしました。 帯も、同じタンスから出てきた赤い無地の名古屋帯がよく合いそうですし、 いちろく市で買ってきた白い帯でも良さそうです。 こちらも私になかなか合いそうな感じで喜んでいたら、 やっぱりこちらも虫食いを1,2ヶ所発見! こちらも母に補修してもらっていますので、来シーズンには着られるといいなあ・・・。 それにしても、そんな着物が存在していることを、母も全く忘れていたらしいし、 私がたまたま着物を着る気になったから、こうやって日の目を見る事になったけど、 そうでなかったら、これらの着物はどうなったんでしょうねえ・・・。 当時の私は「着物なんかゼッタイ着ないからイラナイ!」って言い放っていたのに、 母は「そうはいっても、着物ぐらい嫁入りには持たせないと・・・」と、 『♪着ては~もらえぬ♪』(笑)着物をひたすら縫っていたのでしょうねえ・・・。 そう思うと、なんとか着る機会が訪れてほんとうによかった、よかった・・・。 母から私たちの世代というのは、着物文化が急激に衰退してしまった時代ですから、 こういう可哀想な着物がどこの家にもたくさんあるんでしょうねえ・・・。 ああ、もったいない・・・。 でも、古い着物はこんな虫食いがあったり、 糸が古くなって弱くなっているので、注意が必要です。 実は先日、友人からいただいた、古いけれどほとんど新品、という着物を着て、 着付け教室に行ったら、背縫いのお尻のあたりがビリッっと音がして、 「マズイ!」と思いつつ、クルマを運転して自宅に帰ってきたら、 な~んとお尻のあたりが20センチくらい破けてしまっていました! どこにも寄り道しなかったからよかったものの、 「これで買い物でもしていたら・・・」と思うと、冷や汗モノでした。 そんなこんなで、まだ着物の世界の1年生なので、知らないことばかり。 でも、こればっかりは着物を着て外に出て、経験を積んで慣れるしかないので、 失敗しながら身につけていけたらと思っています。 「めざせ着物美人!」(笑)
by sugar-and-butter
| 2017-05-25 17:08
| 着物
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Comments(2)
Commented
at 2017-05-26 16:23
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
sugar-and-butter at 2017-05-26 21:43
鍵コメントのかたへ
おひさしぶりです!おたくにも、やはりお母様の思いのこもったものがあったんですね・・・。私もまさかこの歳になって着物を着始めるとは予想もしていませんでしたが、こうして母の時代から譲り受けたものを活かせる最後の世代かもしれないし、一緒に着物を楽しみましょうね!でも、奥が深すぎて、まだぜんぜんわからないことだらけです。あと30年ぐらいしないと、「楽しむ」まで行き着かないかもしれないです。
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