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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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主にお茶席の和菓子を専門にされていて、茶人の間では有名なお店です。 今年1月に初めて足を踏み入れ、ふつうの店舗とは違う雰囲気に圧倒されてきました。 でも、ここでは毎月21日にお茶会が催され、予約なしで誰でも参加できると聞いて、 いつか、着物を着て参加してみたいなあ、と密かに思っていました。 すると、うちのお菓子教室の生徒のTさんが、お茶をされていて、 この藤丸さんのお茶会に毎月のように行っているということで、 「一緒に行きましょう」と何度か誘ってくださいました。 今月も誘ってくださり、都合もいいし、と行くことにしました。 行くなら着物で行きたいなあ、と思ったけれど、 お茶席にふさわしいちゃんとした着物は持ってないし、まだ早いかなあ、と 前日までさんざん迷ったのですが、 よく考えたら、いつもパンツスタイルが多い私は、 洋服で行くにしても、スカートと上着も良さそうなの持ってないや、と気が付き、 「そんなに改まった雰囲気ではないから大丈夫ですよ」とうかがって、 「なにか不備があっても、失敗も勉強になるよね」と意を決して着物で行きました。 母の着物と、友人からいただいた帯の組み合わせ。(→)
最近ではなんとか30分位で着られるようになってきましたが、 出発時間に間に合うか毎回ドキドキ。 なんとか着付けて、クルマで高速を使い45分位で 太宰府・藤丸さんのお店に着きました。 すると、Tさんが先に待っていてくださり、 そこへ藤丸さんの奥様がいらして、Tさんとも懇意ということで、 門の前でしばらく立ち話をしてくださり、それがとてもお優しくて、 緊張が一気にほぐれました。 看板もほとんどわからない門をくぐると、 踏み石に打ち水が打たれ、 芽生えたばかりの新緑の苔が美しい。 そして、のれんをくぐり、お店の中へ。 この先は写真撮影禁止なので、 画像はありません。 最近ではこういう撮影禁止のところは珍しく、 ブログなんかやってると、 やたらとなんでも撮影しておこう、 というのが習い性になってきていましたが、 かえって、禁止されていると、 そこでの行動に集中できてよかったです。 本来はこうなんですよね~。 反省・・。 何人か集まると始まる、ということのようでした。 そして、まず待合に上がり、 そこで主菓子をいただきました。 その時、掛け軸を拝見したり、の所作は、 慣れているTさんの後について、 見よう見まねで・・・。 Tさんに連れてきていただいてよかった~。 それから、トップの写真ののれんの横の 竹の門のあるところが開いて、 そこから露地に入り蹲(つくばい)で手を洗い、 茶室に入りました。 ここでも、掛け軸やお花を拝見したりで、 こういうのはお稽古以外では ほとんど初めてでしたから、ドキドキ。 私たちのあとから、お客様が一気にいらして、小さな茶室は10人ほどでぎゅうぎゅう。 お客さんは、若い人から年配の方まで、着物の方もいましたが、大半は洋服でした。 お茶に興味のある方が、初心者から熟練のかたまで、さまざまな方がいらっしゃいました。 そして、ご亭主(藤丸のご主人)がお入りになり、茶事が始まりました。 ご主人は、奥様同様とてもやさしく、 「足がしびれたら、どうぞ立ち上がってください」などと初心者にも気を遣ってくださいます。 いろんなお話をしてくださりながら、 するするととても自然な所作でお茶を点ててくださるのを見ていると、 「お茶って、ほんとうはこんなふうに楽しくお客様と話しながら点てるものなんだなあ・・」と 実感しました。 お稽古に行っていると、順番ばかり気になって、そんな雰囲気にはなれませんからねえ・・。 そして、10人もいるので、次々とお茶碗が出てきて、 それを順番に拝見させていただくのですが、 「それは宋の時代の出土品です」とか「高麗物です」とか、 はたまた「ポルトガルの昔のものです」とか、ほんとうに貴重ですばらしいお茶碗ばかり・・・!! 筍の香合や、4月ならではの釣釜なども、説明をお聞きするだけで興味津々です。 そして、この日のお茶は、八女茶「星野園」で最近開発されたばかりという、 普通より白っぽいお抹茶でしたが、ひとくちいただいて、口の中に含んだら、 とても甘みがあり、まろやかで、今までいただいたお茶の中でいちばんおいしかった! 2服目は、普通の(といってもかなりいいモノ)お抹茶でしたが、私でも違いがわかりました。 そして、肝心のお菓子。 とても柔らかいできたて求肥の中にあんこ。 この季節になると、修験道が山に入ることから「ほら貝」なんだそう。 卵白主体の生地に、白味噌と山椒がかかっています。 生地の甘さと味噌のしょっぱさ、そして山椒の香りがベストマッチ! 帰りに買って帰りました。 もひとつ、干菓子で竹の形の有平糖が出て、これも絶品でした。 筍の煮汁とバターの風味という取り合わせ。 買って帰るの忘れて、至極残念。 作ったご本人から、お菓子の説明を受けていただくので、 余計にしみじみいただき、おいしさも倍増でした。 普通なら正客のかたが主にお話になるのでしょうが、 「お気楽に」というご主人のお言葉で、みなさんもいろんな質問をされ、 それにていねいに答えてくださり、器やお茶、お菓子、掛け軸などいろんなお話をお聞き出来て、 ほんとうに楽しかったです。 来てよかったな~。 普通は、左の薄黄色のものだけですが、この季節は右のよもぎ入りもありました。 卵生地は、外側は乾いていて、中はふわっとやわらかく、シュワっと溶ける感じ。 そして、黒く一粒あるのは大徳寺納豆。 独特のえぐみのある濃い風味ですが、この一粒がものすごく効いています! すばらしい取り合わせ! よもぎのほうも、よもぎの香りが春らしく、こちらも捨てがたい! 今回はバラ売りのを買いましたが、これはお茶好きな方のお土産に差し上げたら喜ばれるだろうなあ。 そして、今回は特別にラッキーなことがありました。 ここのお客様が、「実家の処分をしていたら、漆器や器がたくさん出てきて処分に困っているので、ここに来る方に差し上げてください」と器を置いて行かれたので、 好きなものがあったら、どうぞ遠慮なくもらっていってください、とのこと。 私たちは、朝一番の客でしたので、 最初に見ることができ、 こんなすばらしい漆器をいただいて きてしまいました!! 質といい、形といい、 ものすごく気に入っています。 ほかにもいっぱいあったのですが、 さすがに独り占めはできないので、 これだけでも充分でした。 お茶会の料金は、 1300円というリーズナブルな設定なのですが、 こんな器をいただいて、申し訳ないくらいでした。 1月に初めて行った時は、ものすごく敷居の高いお店と思い込んでいましたが、 実際はとても親しみやすい、お茶を楽しめる場所でした。 特に私にとっては、最近始めた「着付け」「お茶」「和菓子」と三拍子そろった、 願ってもない空間でした。 こんな世界があるのがわかって、楽しくなりました。 でも、最初はひとりではやはり行きにくいし、 Tさんに誘っていただいてほんとうにありがたかったです。 また、機会があればぜひ行きたいと思いました。
by sugar-and-butter
| 2017-04-23 00:44
| イベント
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