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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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昨年ベストセラーになった、 百田尚樹作「海賊とよばれた男」の モデルになった出光興産の創業者、 出光佐三は、お隣の宗像市出身です。 私もダンナもこの本を読んで、いたく感動し、 地元出身ということで、 なんだか身近に感じていました。 今、宗像大社前の「海の道むなかた館」で、 「出光佐三展」をやっているというので、 ふたりで見に行ってきました。 以前産直だった建物を、宗像の歴史を展示する施設「海の道むなかた館」に 数年前にリニューアルしたものですが、今回はじめて行きました。 円形の展示室の周囲は、常設の「宗像の歴史」の展示で、 真ん中のエリアが出光佐三展でした。 宗像時代の佐三の写真や、本の内容をたどりながらの展示、 ビデオ映像などを見ました。 佐三は、宗像大社を強く信仰していて、 今も出光興産の社内には、宗像大社が祀られているそうです。 前回の宗像大社の改築や、沖ノ島の発掘調査などにも、 佐三が強力な経済的支援をしていて、地元にとっては多大な功労者です。 「海賊とよばれた男」を読むまでは、ほとんど知らなかった話ですが、 世界を舞台に活躍した人が、宗像出身というのもすごいですね~。 まあ、入場無料の展示ですので、規模もそれほどでもありませんでしたが、 本を読んで興味があったので、フムフムと納得してきました。 そして、周囲の「宗像の歴史」の展示では、 ボランティアガイドさんが待機していて、詳しく説明してくださいました。 このあたりには、貝塚とかいろんな遺跡があって、縄文時代以前?から人が住んでいて、 やがて「宗像族」という有力者があらわれ、「沖ノ島」などの祭祀を司っていたのです・・・。 この辺りの歴史を、今クローズアップして「世界遺産に!」と、県や市が盛んに運動しています。 そもそも宗像大社は天照大神の三柱の女神さまをおまつりしていますが、 それぞれ、別の場所にいらっしゃいます。 田心姫神(たごりひめのかみ)・・・ 沖津宮(おきつぐう)・・・沖ノ島 湍津姫神(たぎつひめのかみ)・・・ 中津宮(なかつぐう)・・・大島 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)・・・辺津宮 (へつぐう)・・・宗像市 この三宮を総称して「宗像大社」といいます。 そして、この中の沖ノ島は、九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央にあり、 女性はこの島には渡れず、今でも古代からの風習をそのまま守り続けている神の島です。 この島からは、国家の繁栄と海上交通の安全を祈るために神様にお供えされた、 鏡、勾玉、金製の指輪など、約十万点にのぼる貴重な宝物が見つかり、 そのうち八万点が国宝に指定されました。 その内容や遺跡の規模の大きさなどからも、沖ノ島は「海の正倉院」ともいわれています。 ガイドさんが、「すぐそこにある『神宝館』には、沖ノ島で発見された国宝がたくさんあるので、 ぜひ見に行ってください」と力説されるので、 こんな時でもないと行かないだろうな、と足を運んでみることにしました。 宗像大社には何度か行っていますが、 そのずっと奥の方にある「神宝館」には 行ったことがありません。 申し訳ないけど、なんか見るからにショボイ感じで、 入る気がなくなる感じなんです・・・。 入館料500円を払って、中に入ると、 暗くてカビくさ~い、しけた空気・・・。 ところが、しょっぱなから、何百年も前の狛犬の見事なことにびっくり! そのあと、見るもの、見るもの、ほとんどが国宝、あるいは重要文化財! なにしろ東京国立博物館の国宝は87点なのに、ここの国宝は8万点!! それって、すごすぎ!! 3階まであるのですが、 2階に行くと、目玉のひとつ、金の指輪がありました。 新羅でつくられた「金の指輪」。 (館内撮影禁止でしたので、 画像は宗像市HPからお借りしました) 小さいものですが、細工も美しく、ピカピカ! これは素晴らしい! 思わず見とれました。 見る価値あります。 ところが、この目玉商品の展示ケース内の 説明プレートが傾いて、 ズリ落ちているではないですか! コラコラ!(笑) 教科書でよく見た 「三角縁神獣鏡」 しかもこれが一点ではなく、 ずら~っと並んでいました! 「金銅製竜頭」 高貴な方にかざす傘などの取っ手が 差し込まれていた金具らしい。 ピカピカで、細工もきれいに残っています。 3階には、文書資料類が各種あり、 古代から黒田家~近世に至るまで、 こちらもそうそうたる顔ぶれです。 しかし、土曜日の午後、しかも「出光佐三展」のイベント中にもかかわらず、 私達が3階まで見学している小一時間ほどのあいだ、 まったく他のお客さんがいなくて、完全貸切状態でした・・・。 これだけの内容だったら、たとえば東京国立博物館とかで展覧会やったら、 行列必至で、押すな押すなの大盛況になりそうじゃないのかな・・・。 それが完全貸切状態・・・・。 今、宗像市・福津市や福岡県も一生懸命になって 「宗像・沖ノ島と関連遺産群を世界遺産に」という運動をやっているようなのですが、 これじゃあ、ちょっと無理なんでは??という気がしました。 せめて、この「神宝館」を、もう少しみんなが 「わ~、見に行ってみたい」と思うような感じに、リニューアルすべきなんじゃないかな~。 展示の仕方や館内のシステムを変えるだけで、ぜんぜん違ってくると思うんだけど・・・。 せっかくの正真正銘のお宝が、「宝の持ち腐れ」になってるよ~。 でも、こういうものに興味のある方は、今が狙い目です。 貸切状態でお宝が見たい方は、ぜひ行ってみてください。(笑) (蛇足ですが、「神宝館」って聞くと、なんか「秘宝館」を連想してしまい、 思わず笑ってしまうのは私だけ?←無礼者!笑)
by sugar-and-butter
| 2015-04-06 19:08
| イベント
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