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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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つい先ごろ、ユネスコの世界記憶遺産に登録された、 山本作兵衛の炭鉱記録画を見に、 田川市石炭・歴史博物館に行ってきました。 博物館は、三井田川伊田炭鉱のあった跡地に立てられていて、 立坑櫓(やぐら)や煙突など、 昔の遺産があちこちにありました。 山本作兵衛の記録画は、ずっとここの2階にひっそりと展示されていたようですが、 降って湧いたような、「ユネスコの記憶遺産登録」という快挙に、 たぶん地元の人も驚いているような感じがアリアリでした。 まだ、パンフレットやチケットにも、そんな言葉は載ってないし、 急ごしらえの看板などで対応してるところでした。 でも、数々の水彩画は、絵の専門家ではない作兵衛が、60歳半ばから、 一枚一枚渾身の力をこめて描いてきたのが伝わり、 炭鉱に50年勤め上げた人でないと絶対に描けない迫力がありました。 絵だけでなく、その横にびっしりと細かいていねいな字で、 炭鉱夫の仕事や生活の細々した様子の解説があって、 中には、ユーモアを交えた話などもあり、 なるほど「記憶遺産」にふさわしい、と思いました。 1階には、日本の炭鉱の歴史や、炭鉱の内部の様子が展示されていたので、 作兵衛の絵を見ながら、ほとんど知らなった炭鉱の様子が少しはわかってきました。 こんな苛酷な環境で、石炭を掘っていたんですね~。 明治維新から戦前・戦後までの100年、日本の繁栄を支えてきたのは、 まぎれもない石炭によるエネルギーだったのに、 30年ほど前から一気に斜陽となり、すっかり忘れ去られた存在であることに、 なんだか申し訳ない気分になってきました。 しかも、その後の石油、そして原子力というエネルギーの変遷、 そしてそのエネルギーを今後どうするかが問われている今、 こういう歴史を振り返るのも意味があるような気がしました。 すぐ外に立つ、2本の大きな煙突。 「旧三井田川工業所伊田立坑第一・第二煙突」明治41年(1908)完成 動力用に使っていた蒸気機関の排煙用煙突。 ♪♪月がでた、でた、月がでた~ 三池炭鉱の上にでた~ あんまり煙突が高いので さぞやお月さん、煙たかろ、サノヨイヨイ♪♪ と歌われた、みなさんおなじみの「炭坑節」の 煙突は、この煙突のことなんですって!! これが実物なんだ~!! ちゃんと石碑も立っていました! 「旧三井田川工業所伊田立坑櫓(やぐら)」明治42年(1909)完成 この下に炭鉱夫がエレベーターのようなもので降りて行って、 石炭を掘っていたんですね~。 炭住(炭鉱住宅)の様子や、 ここから石炭を運んだ蒸気機関車も 屋外に展示されています。 かつて、この場所に あふれるような人たちの生活が あったんですね・・。 遠くに見える、香春岳(かわらだけ)。 ここは、五木寛之の 「青春の門」の舞台としても有名です。 今は、炭鉱のシンボルだったボタ山もすっかりなくなってしまい、 閉山したヤマの街は、斜陽の街そのものですが、 半世紀前は、ここを初め筑豊一帯は、 繁栄を極めた活気あふれる街だったんだ~、と思うと ちょっと感慨深かったです。
by sugar-and-butter
| 2011-08-18 16:47
| おでかけ
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Comments(2)
Commented
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ヤスナガ
at 2011-08-23 20:35
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先日は、田川の帰りにブドウをいただきありがとう。どこの巨峰だったのかな?箱を確認するまもなく、また巨峰は一粒もぼくの口には入りませんでしたが、郁子さんはおいしいと言ってたべていたような…・
香春から仲哀トンネルを越えると行橋・豊前で・・・また海が広がり豊前海一粒カキで・・・また違った雰囲気ですよね。気温が下がってきたらカキをたべに行きましょう。
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Commented
by
sugar-and-butter at 2011-08-30 14:04
ヤスナガさんへ
筑豊あたりをはじめて観光しました。なかなかおもしろかったです。豊前のカキも、いいですね・・。
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