雪うさぎ

ものすごく寒い成人の日でした。
雪もちらついていましたが、このあたりはたいして降りませんでした。
でも、場所によっては、福岡でも雪模様で雪だるまや雪うさぎを作れたところもあったかも・・。

と、それに合わせたわけではないんですが、
上用まんじゅうで「雪うさぎ」を作りました。




上用まんじゅうは、上用粉（原料はうるち米で、上新粉よりきめ細かい）とヤマイモなどで作るので、小麦粉で作るおまんじゅうとは、肌のきめ細かさとか、しっとり感がぜんぜん違います。
利休まんじゅうなどもおいしいですが、やはり食べた感じは、こちらのほうが、格が上という感じです。


だから「上用まんじゅう」という説もありますが、
ヤマイモ＝「薯蕷（じょうよ）」を入れてふっくらさせるので、
「じょうよまんじゅう」とも言われているようです。
私は、「薯蕷の素」というヤマイモパウダーを使っています。







「雪うさぎ」は、ちょっと成形を変えて、真っ赤に熱した鉄棒（バーベキューの串）をジュッと押し当てて、耳を焼印し、食紅で目をつけて作ります。







他にも、お正月のお茶会でつかわれる「えくぼまんじゅう」（赤い点がついたもの）、
同じく焼印で井桁もようをつける「井桁まんじゅう」とか作って遊んでみました。




おまんじゅう類は、基本は同じでも、
春ならサンショの葉を貼り付けたり、冬には柚子にしてみたり、
模様のつけかた次第で、四季が表せるので、
和菓子ならではの季節の楽しみかたができて好きです。