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自宅で小さなお菓子教室を
やっています。 そのほかに興味のあることは、 ・ガーデニング ・ペット(犬) ・日々の暮らしを楽しむ事 以前の記事
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(画像はネットより拝借しました) 小倉の北九州美術館分館で開催中の、 「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」を見に行ってきました。 8月末日までで、気になっていたのですが、 先日の「器のお話」で、「本物を見るのが大切」と実感したので、 「やっぱり行こう!」と、実家の母と姉を誘って行ったのでした。 以前、津和野に行った時に「北斎美術館」があり、 そこでも見たしなあ・・・、と思っていたのですが、 さすがにこちらは、その作品数(140点)といい、種類といい、圧巻でした。 トップの写真、富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」は、もっとも有名な作品ですが、 何度見ても、その迫力、デザイン性、構図・・・、ほんとうにすばらしいです。 しかし、今回はこれ以外にも「諸国瀧廻り」や、花鳥画シリーズなど、 あまりふだん見ない浮世絵もたくさんあり、 それがどれをとっても、ほんとうに目を見張るすばらしさ! 瀧の水の表現は、色も形もものすごくデザインチックで、 現代のデザインにも通じる感じでした。 また、浮世絵がヨーロッパの有名な画家達に大きな影響を与えた、 というのはよく知られていますが、 今回、すごくびっくりしたのは、その前に、 逆に北斎が、ヨーロッパの遠近法に影響を受けて、 まるでヨーロッパの銅版画そっくりの作品を作っていたということです。 一見すると、色彩といい、雰囲気といい、ほんとうに外国の銅版画のようで、 なんとひらがなを横書きにして、まるでアルファベットのサインみたいにもしているんですよ! 新しい技法を積極的に取り入れていたんですねえ・・。 そして、たくさんの作品を見てよくわかったことは、 浮世絵が「版画」であったということは、マスメディアだったということ。 どの作品も何百枚も刷られて世に出回っていたわけです。 たとえば歌舞伎の「忠臣蔵」を、初段から第十一段目まで各名場面をあらわした作品などは、 つまり今で言うと、パンフレットとかカタログですよね。 「富嶽三十六景」「諸国瀧廻り」なども、ガイドブックや写真集というわけ。 そう思うと、いままで教科書などで唯一の「芸術品」としてしか見てなかったのですが、 本当は、当時の人たちが、あちこちで(といっても限られた人だとは思いますが) この浮世絵をみんなで見ながら、 「この役者いいわねえ・・・・」「ここ行ってみたいねえ・・・」などとワイワイ話していたのかなあ・・・、 などと想像してしまいました。 展示品のなかには、切り抜いて遊ぶ型紙とか、文字が隠された絵とか、 当時の人々が、遊んで楽しんでいたらしいものもありました。 テレビで「タイムスクープハンター」っていう番組があり、 たまに見ると、当時の人々の暮らしぶりがわかりますが、 なんだか江戸時代の人々が、そんな感じですごく身近に感じられました。 そして、そんな庶民のための絵が、これほどの芸術性の高い作品がである、 ということが、なんだか日本人として誇らしくも感じられました。 でも、そんな浮世絵がアメリカのボストン美術館にこんなにある、というのが 若干フクザツな心境ではありますが、おかげできちんと保存されていた、と 感謝すべきことでもあるのかもしれません。 平日でしたが、あと2日で終了ということで、人出も多かったですが、 まだゆっくり見ることができ、やっぱり見に来てよかった、と思いました。 このあと東京で開催されるようです。 お近くの方はぜひ!
by sugar-and-butter
| 2014-08-30 23:50
| おでかけ
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Comments(2)
Commented
by
ひろ
at 2014-08-31 11:54
x
昔、富獄三十六景のうちの一枚を切り絵に起こしたことがあります。
北斎好き!ですが、美術展があっても遠くてとても…。羨ましくなりました~(ノ´∀`*)
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Commented
by
sugar-and-butter at 2014-09-01 15:54
ひろ さんへ
まあ、浮世絵の切り絵っていうのもすごいですね!展覧会って、すぐ近くでやっていても、なかなか腰があがらないものです。今回は思い立って行って良かったです。でも、浮世絵は版画ですから、割りといろんなところで実物が見られたりしますよね。どこかでチャンスがあったらぜひご覧になってください。
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